「共創の成果を出せ」と言われたとき、何か大きなことを成し遂げなければいけないと感じていないでしょうか。
しかし、共創における本当の成果とは、特別な結果ではなく、日々の小さな気づきの積み重ねかもしれません。
「成果」を大きく捉えすぎていないか
dazzly代表の筒井は、成果という言葉に対する過度な期待感に疑問を投げかけます。
すぐに大きな成果につながるかといったら、必ずしもそうではありません。
「共創」も「成果」もどちらも大きめの言葉なので、大成功しなくてはいけないと思いがちですが、そうではないんです。
特にチームで初めて取り組むプロジェクトでは、日頃の業務よりもうまくいかないことの方が圧倒的に多い。
その中でいきなり大きな結果を求めることが、かえってチームの動きを止めてしまいます。
「やったから分かったこと」こそが成果
では、共創における成果とは何なのか。筒井の答えはシンプルです。
こういう取り組みをやったからこそ得られた小さな気づきだったり、やって分かったことを積み重ねていく。
そこが大事だと思います。
やらなかったら絶対に分からなかったことなので、それ自体を成果にカウントしていいんです。
やる前はもっと簡単だと思っていたけれど意外な壁があった。ここに気をつけなければいけないと分かった。
そうした発見は、すべて次に活かせる知見です。
毎日が成果だらけだと言えるほど、小さな気づきは至るところに転がっています。
「しょうがない」で終わらせない仕組み
ただし、小さな気づきを大事にするだけでは不十分だと筒井は付け加えます。
「しょうがないか」で終わってしまうのはダメだと思います。何にも次に活かせていないからです。
「気づきがあったよね、分かったことがあったよね。じゃあこれを次に活かすためにはどうする?」というところまでセットで組み込む必要があります
結果に対して無責任にならず、得られたものを次にどう発展させるかを考える。
振り返りの場をきちんと持ち、気づきを言語化して共有する。
このプロセスの質が、小さな気づきを本当の成果に変えていきます。
「結果が出てないから」と口を閉ざしていないか
興味深いのは、メンバーが気づきを共有できない構造的な問題です。
振り返りの場でも、皆さん気づいていることは何かあるはずなのに、なかなか言葉で出てこない。
「これは結果が出ていないから、言うほどのことでもない」と自分の中でストップをかけてしまっている。
成果=数字的な結果という固定観念があると、「違和感はあるけど言うべきじゃない」と自制してしまう。
しかし筒井が本当に聞きたいのは、まさにそうした声です。
「違和感はありますか?」と聞くと、「あ、違和感ならいっぱいあります」となることが多いです。
このまま行ってもうまくいかないと思う、というような。
その話こそ聞きたいのに、言ってはいけないと思われてしまっているんですよね。
違和感こそ、次の一手のヒント
筒井は、ネガティブに見える声にこそ価値があると強調します。
物事が動き始めていて、気づいたこともいっぱいあって、この先のヒントがたくさんあるのに、それをないものにしてしまいがちです。
日々の小さな違和感や気づきを大事にしつつ、それを次に活かすにはどうしたらいいかを考える。それが業務の日常に取り入れていくための一歩になります。
大きな成果を追い求めるのではなく、小さく気づき、小さく改善し、小さく進んでいく。
その積み重ねこそが、共創の成果なのではないでしょうか。
記事について
株式会社dazzlyの公式Podcast「タイトル名:「共創の成果」につなげるためには?」での対話内容をもとに、DX推進や組織マネジメントを考える皆さまに向けて再構成したものです。
ITツールの活用やDX推進に関する課題やお悩みがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。
Podcast:
Spotify:
出演:筒井千晶(株式会社dazzly 代表)
インタビュアー:土井里美
編集・構成:dazzly編集部

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