「チームのために自分は後回し」「リーダーたるもの、自分のことは二の次」そう信じていないでしょうか。
しかし、自分を顧みないリーダーは、どこかで必ず限界を迎えます。
セルフメンテナンスは甘えではなく、プロとしてのコンディション管理です。
管理職は「感情労働」を強いられている
dazzly代表の筒井は、現代のリーダーが置かれている状況を「感情労働」というキーワードで整理します。
昨今の管理職、特に中間管理職には感情労働が求められているという実態があります。
ハラスメントに気をつけなさい、心理的安全性を確保しなさい、叱るのではなく褒めなさい。
管理職研修でも散々言われて、気をつけている。しかし、その部分は感情労働に値しているんです。
感情労働とは、相手に対して求められる感情や態度を演出しながら、本当の自分の感情をコントロールして働くことです。
サービス業や医療・教育の現場で認識されてきた概念ですが、現代のリーダーやマネージャーもまた感情労働者であるという自覚が求められています。
疲れの原因が「特定できない」危うさ
この問題が厄介なのは、本人が原因に気づいていないケースが多いことです。
昇進して、やっていることはここが増えただけなのに、すごく疲れる。
その疲れの原因がもしかしたら感情労働かもしれない。
原因が特定できるとホッとするというか、「ああ、そうか、感情労働やっていたからか」と思えたら、少し楽になりませんか?
実務の負荷だけでなく、日々の感情コントロールが蓄積している。
そこに無自覚なまま走り続けると、いつかバーンアウトしてしまうリスクがあると筒井は警鐘を鳴らします。
「自分は後回し」は美徳ではない
筒井は、リーダーのセルフケアに対する価値観のアップデートを提案します。
セルフケアは甘えではなく、プロとしてのコンディション管理です。そういう時代だと思います。
ちゃんと定期的にメンテナンスを行う必要があるんだと自覚していただきたいですね。
自分を犠牲にしてチームに尽くすことが美徳とされてきた時代もあります。
しかし、余裕のないリーダーは周囲を見る力も、適切な判断力も失っていきます。
自分が立てていてこそ、周りを見られる。それは前のエピソードで筒井自身が語った言葉とも重なります。
まず自分の感情を「見つめる」ことから
具体的なメンテナンスの第一歩として、筒井が挙げるのは意外にシンプルなことです。
まず感情労働をしているんだなと自覚することです。
そして、本当は自分はどう感じているのかをちゃんと見つめてあげることです。
こんな風に思っちゃいけないとかではなくて、つらいんだ、逃げたいんだ、そんな言い方するなよって思ったな、と。心の中は自由でいいんです。
日々の理不尽や憤り、チクッとする感情に蓋をして「仕事だから」と無かったことにしていないか。
その蓋の下にマグマのように溜まったものは、いつか噴出してしまいます。
蓋したままだと本当にしんどくなる一方です。
自分がどういうガスを抱えているのかを直視しないと分かりません。
まずは、どう感じているのか認める。それが第一歩です。
大層なことをする必要はない。自分の感情を承認してあげること。
それだけで、レジリエンスを高める入り口に立てるのではないでしょうか。
記事について
株式会社dazzlyの公式Podcast「「自分をメンテナンスすること」は、リーダーの職務である」での対話内容をもとに、DX推進や組織マネジメントを考える皆さまに向けて再構成したものです。
ITツールの活用やDX推進に関する課題やお悩みがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。
Podcast:
Spotify:
出演:筒井千晶(株式会社dazzly 代表)
インタビュアー:土井里美
編集・構成:dazzly編集部

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