「仕事中に笑っていてはいけない」「会社ではちょっと笑い控えめで」そんな思い込みに縛られていないでしょうか。
遊びの余白がある組織こそ、変化に強く、危機にも折れないしなやかさを持っています。
「会社では笑いを控える」という思い込み
dazzly代表の筒井は、多くの人が無意識に持っている前提に注目します。
笑ったり遊びの感覚を持つことを、会社の中では許していないところがあります。
プライベートは笑っていていいけど、会社ではちょっと控えめで、という謎の思い込み。
別にいいですよね、ちゃんと仕事できているんだから。
笑顔が増えれば、縮こまらずに意見も言えるようになり、無駄なミスも減る。
遊びのある状態は、個人にとってもチームにとってもプラスにしかならないのに、なぜか自分でブレーキをかけてしまう。その「がんじがらめ」こそが、変化への対応力を奪っています。
カチカチの組織は「怪我」をする
遊びがない組織が変化に弱い理由を、筒井は体に例えて説明します。
柔軟体操してからスポーツをするのと同じです。
カチカチの状態だとやっぱり怪我をしやすいですよね。急に飛んできたボールも受け取れません。
企業にとっての柔軟体操って何だろう、という発想でいろいろできてくるといいのかもしれません。
窮屈に縛られた組織は、変化が起こった時にすぐに順応できない。
組織の「ストレッチ」として遊びが機能する。
そう考えると、遊びは単なる息抜きではなく、組織の柔軟性を維持するための仕組みだと言えます。
悪いニュースが「笑い話」で出てくる
遊びのある関係性は、情報共有の質にも影響します。
遊びがある関係性だと、悪いニュースや違和感が出やすくなります。
笑い話みたいな感じで出てくるので、「じゃあ対応しなきゃね」と早めに動けます。
気づいたことを口に出すまでのハードルが低くなるんです。
深刻な問題ほど、報告は遅れやすくなりますが、遊びの土壌があれば、小さな違和感が自然と表に出てきます。
それがリスクの早期発見と迅速な対応につながります。
完璧なリーダー像を手放す
筒井は、遊びがリーダー自身にもたらすメリットも指摘します。
リーダー自身がメンバーと遊びを共有して、素を見せられるようになると、完璧なリーダー像を演じる必要がなくなります。「この人こういう人だからね」という感じになる。
ここで、筒井が最近出会ったあるリーダーの話が紹介されます。
そのリーダーは「私ね、こんな感じなんで、みんな私が取りこぼしたやつ拾ってくれるんですよ」と人前で言える方でした。でも部下の二人は「すごくやりやすい」と言っていたんです。
完璧な超人のリーダーではなく、素を見せることは、すごく強いなと思いました。
完璧を演じれば人を寄せつけず、ミスがあっても誰も指摘してくれなくなります。
不完全さを見せる勇気が、かえってチームの安全網を強くしていきます。
遊びがあったチームは、危機に強かった
筒井は、過去の実体験からも遊びの効果を確信しています。
遊びが機能していたチームは、トラブルや緊急対応の時も強かったです。
「やばい、何か起きた、対応しなきゃ」と言って、みんなそこにエネルギーを注いで、「よし、なんとか片付けるぞ」と。悲壮感がないんですよね。
遊びに全力投球する感覚で、トラブルにも全力投球する。
ゲーム感覚で課題に向き合えるチームは、同じ問題が起きても受け止め方が違い、乗り越え方も、成果も変わってくると言います。
しなやかさこそ、組織のレジリエンス
筒井は、遊びが生む本質的な力を最後にこう語ります。
カチコチにやりすぎていると、強い風でパキッといってしまいます。
でも多少のゆとり、しなり、しなやかさがあると、風を受けても受け流してまた戻ることができます。
ある種のレジリエンスを育んでくれるんじゃないかと思います。
どうやったってリーダーはしんどい。
だからこそ、しんどさを自分で生み出さない方がいい。
遊びという「しなやかさ」が、変化の風に折れない組織をつくる。
人間らしさは遊びから生まれ、その人間らしさが組織を強くするのではないでしょうか。
記事について
株式会社dazzlyの公式Podcast「「遊び」がある組織は、変化に強い」での対話内容をもとに、DX推進や組織マネジメントを考える皆さまに向けて再構成したものです。
ITツールの活用やDX推進に関する課題やお悩みがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。
Podcast:
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出演:筒井千晶(株式会社dazzly 代表)
インタビュアー:土井里美
編集・構成:dazzly編集部

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