上司ばかり見て仕事をして、面白いですか?──「くれない族」が見落としている視点

「上司が〇〇してくれない」
「やりたいことをやらせてくれない」
「言い方が気に入らない」。

上司への不満は尽きないかもしれません。
しかし、その不満にエネルギーを注ぎ続けることは、本当に自分のためになっているでしょうか。

目次

上司への要求が、年々増えている

メンバーや若手層から上司に対する要求が増えている──dazzly代表の筒井は、こうした傾向が以前にも増して強まっていると感じています。

「何々してくれない」「何々してくれて当然だ」「何々してくれるでしょう」という前提があるからこそ、がっかりしているわけですよね。
期待値が高いというか。そんなスーパーな上司はいませんから。

上司も一人の人間であり、メンバー一人ひとりの面倒を見ることだけが仕事ではありません。しかし、「いい上司の条件」のような情報が広く出回る中で、理想像が膨らみすぎている面があるのかもしれません。

「くれない族」になっていないか

対談の中で話題に上がったのが、「くれない族」という言葉です。
何でもかんでも「してくれない」と不満を言い続ける状態を指します。

上司にフラストレーションを感じるのは自然なことです。しかし、その不満で凝り固まってしまうと、本来向き合うべきものが見えなくなってしまいます。

単純に思うのは、そんなに上司ばかり見て仕事をして面白いのかな?ということです。

この問いかけは、上司の問題を棚上げにしているのではありません。視線の向きそのものを問い直しているのです。

見るべきは上司ではなく、仕事そのもの

上司に許可を取らなければいけない、上司の期待に応えなければいけない──そうした意識が強くなりすぎると、仕事の本質から目がそれていきます。

目の前にあるプロジェクトを最後までやりきる、質の良いものに仕上げるというところが本来の向き先なのに、ちょっとズレていくというか。目的と目標を履き違えるような状態になりかねません。

上司へのアジャストに意識を集中させすぎると、肝心の仕事が二の次になってしまう。筒井はそうした構造的なズレに警鐘を鳴らします。

「遠慮」がすれ違いを生んでいる

一方で、メンバー側にも事情があります。
特に若い世代は、上司に対して率直に伝えることに遠慮を感じやすいという面があります。

「それじゃないんです」「違うんですよね」とライトに言えないという方は多い。
一大決心をしないと言えないような感覚がある。

本来なら一言伝えればうまく回ることを、遠慮して言えずに溜め込んでしまう。
その結果、「先に言っておいてくれなかった」と上司への不満に変換されてしまう。
上司側から見れば「何でも与えなければいけないのか」と感じ、双方が全く違うところで悶々とする。そんなすれ違いが生まれてしまいます。

「ボスマネジメント」という発想

筒井は、メンバー側にも能動的な関わり方があることを示唆しています。

自分がいい仕事をするために、どう上司にサポートしてもらおうか、どういうふうにフォローしてもらおうか。
そんな観点で考えると、上司に向いていたベクトルが少しずつ仕事というところに動くんじゃないかなと思います。

上司に「何かをしてもらう」のではなく、自分のパフォーマンスを上げるために上司をどう活用するか。
この視点の転換が、仕事をもう少し面白くしてくれるのかもしれません。

記事について

株式会社dazzlyの公式Podcast「なぜ、あなたは上司に『求めすぎる』のか?」での対話内容をもとに、DX推進や組織マネジメントを考える皆さまに向けて再構成したものです。

ITツールの活用やDX推進に関する課題やお悩みがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。

▶︎株式会社dazzly ホームページ

Podcast: 

Apple Podcast
149.なぜ、あなたは上司に『求めすぎる』のか? ポッドキャストのエピソード · DX時代の勝ちに行く組織マネジメント · 2025年12月2日 · 12分

Spotify: 

出演:筒井千晶(株式会社dazzly 代表)
インタビュアー:土井
編集・構成:dazzly編集部

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次