プロジェクトチームを編成するとき、最初に何を考えるべきか?
それは「誰を入れるか」ではなく、「なぜこのチームをつくるのか」という目的です。
筒井はこれまで数多くのプロジェクトを経験してきた中で、チームの組成がプロジェクトの成否を大きく左右することを痛感してきたといいます。
今回のテーマは「プロジェクトチームの作り方」第3回。
目的達成に向けて、誰と一緒に走るべきか──その見極め方を掘り下げます。
目的が違う人は、必ず“ズレる”
「この人と一緒にはやらない」
筒井がそう決めているのは、ある共通点を持つ人たちです。
- チームの目的とは違う方向を見ている
- 自分の利益を最優先する
- 自分の価値観を絶対視し、他者に押しつける
- それらを隠し、あたかも“チームのため”と振る舞う
どれも、プロジェクトにおいては見逃せないリスク要因です。
目的が合っていないと、どうしてもチームの中で一人だけ別のベクトルに向かってしまう。
しかも、その人の発言力やエネルギーが強いと、他のメンバーは疲弊してしまうこともあります。
筒井は、自分の主張を明確に言う人よりも、「本音を隠している人」のほうが厄介だと感じているといいます。
最初から『うちの事情としてここは譲れない』と交渉してくれたらいいんです。
でも、『チームのために』と言いながら実は裏に別の狙いがあるような場合、信頼を築くのが難しくなります。
“信頼”はプロジェクト推進の土台。
裏にある本音を読み合うような関係では、目的共有も進まず、チームとしての一体感も築きにくくなります。
「役割ベースで考える」とはどういうことか
弊社でも、プロジェクトチームをつくるときは「この人をどう活かすか」ではなく、「この目的に必要な役割は何か」から設計します。
たとえば、月に行くプロジェクトがあるとすれば、必要な技術者・管制役・設計者など、それぞれの役割がまずあり、その後に人をあてていく。
筒井はそれを「人ではなく役割ベースで考える」と表現します。
プロジェクトチームは、ある意味フラットな構造です。
年齢も役職も関係なく、目的達成のために必要な役割が優先されます。
だからこそ、たとえ実力やスキルがあっても、方向性が違えばその存在はむしろマイナスに働いてしまう可能性もあるのです。
「その人が悪い」のではない
ここで誤解してはいけないのは、「価値観が違う人が悪い」という話ではないことです。
目的に合わないだけであって、その人が悪いわけではありません。
別の場ではむしろ活躍するタイプかもしれません。
大切なのは、“今この目的に向かうこのチーム”にとって適しているかどうか。
そこを冷静に見極める視点を持つことで、プロジェクトは無駄な摩擦を減らし、推進力を維持することができるのです。
まとめ|チームは“価値観の交差点”
プロジェクトチームとは、目的という1本の軸に、様々な価値観が交差する場所です。
だからこそ、最初に“合わなさそうな違和感”を見過ごしてしまうと、後々の信頼関係や協働の質に大きな影響を及ぼします。
あなたのチームには、違う方向を見ている人はいませんか?
誰かの言動に、他のメンバーが必要以上に気を遣っていませんか?
それはもう、チームとしての推進力が損なわれはじめているサインかもしれません。
一度立ち止まって、「目的と価値観のずれ」が起きていないか、確認してみませんか。
メンバーを信頼し合えるチームこそが、結果を出せるチームです。
この記事は、株式会社dazzlyの公式Podcast「チームメンバー選定時に注意するポイントとは?」での対話内容をもとに、DX推進や組織マネジメントを考える皆さまに向けて再構成したものです。
ITツールの活用やDX推進に関する課題やお悩みがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。
▶︎株式会社dazzly ホームページ
Podcast:
Spotify:
出演:筒井千晶(株式会社dazzly 代表)
インタビュアー:土井
編集・構成:dazzly編集部
コメント