「リーダーシップ」という言葉は、ビジネスでもスポーツでも、日常的に使われるようになりました。
一方で、「自分にはリーダーシップがない」「向いていない」と感じている人も少なくありません。
今回は、“適切なリーダーシップを”選択”するとはどういうことなのか?”というテーマで、これからの時代に求められるリーダーの在り方について考えます。
リーダーシップとは「影響力」である
筒井はまず、リーダーシップの定義についてこう語ります。
弊社では、リーダーシップを“人が人に与える影響力”だと定義しています。
この定義に立つと、リーダーシップは「ある・ない」ではなく、「強い・弱い」というグラデーションの概念になります。
また、役職や立場に関係なく、組織にいる誰もが持っている力でもあります。
代表やマネージャーの言葉は確かに影響力が大きいですが、メンバーの一言や態度が、場の空気やチームの方向性に影響を与えることも少なくありません。
「俺についてこい」だけがリーダーシップではない
では、プロジェクトや組織を前にしたとき、どのようなリーダーシップが求められるのでしょうか?
筒井は、「一つの型に固定しないこと」が重要だと話します。
一般的によく知られているのが、先頭に立ち、方向性を示しながら引っ張る牽引型リーダーシップ。
一方で、もう一つの型として挙げられたのが、チームを後ろから支え、必要なときに軌道修正するサーバントリーダーシップ(奉仕型)。
後者は、全体を俯瞰しながら、メンバーの動きや考えを見守り、「少し方向がずれてきたな」と感じたときに、問いを投げかけるスタイルです。
「間違っている」と言わずに、方向性を揃える
筒井が語ったのが、メンバーがズレた方向に進み始めたときの関わり方です。
「間違っている」と指摘するのではなく、「今どこに向かおうとしていると思う?」「この先に、どんなゴールがあると思う?」と問いを投げかけると話します。
多くの場合、本人が自分でズレに気づき、「あ、確かに目的はこっちでしたね」と立ち戻ることができます。
ここで重要なのは、共通のゴールが共有されていることです。
目的地が明確であれば、強く引っ張らなくても、方向修正は可能になるのです。
局面によって、選ぶべきリーダーシップは変わる
筒井は、「このリーダーシップが絶対に正解、というものはない」とも語ります。
たとえば、
- 緊急事態で即断即決が求められる局面
- みんなの意見を集め、時間をかけて合意形成したい局面
この2つでは、求められるリーダーの振る舞いはまったく異なります。
前者では、代表や責任者が判断し、牽引することが必要。
後者では、時間をかけてでも意見を集約し、調整する姿勢が求められる。
つまり重要なのは、「どのリーダーシップを選ぶか」を状況に応じて判断することです。
弊社では、DX推進や組織変革の支援を行う中で、「リーダー像を一つに固定しない」ことを大切にしています。誰か一人が常に引っ張り続ける必要はなく、また、常に支える側に回る必要もありません。
状況を見極め、今この局面ではどんな影響力の使い方が適切なのか?
その選択ができること自体が、これからのリーダーに求められる力だと考えています。
記事について
株式会社dazzlyの公式Podcast「適切なリーダーシップを”選択”するとはどういうことなのか?」での対話内容をもとに、DX推進や組織マネジメントを考える皆さまに向けて再構成したものです。
ITツールの活用やDX推進に関する課題やお悩みがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。
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Podcast:

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出演:筒井千晶(株式会社dazzly 代表)
インタビュアー:土井
編集・構成:ダズリー編集部
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