もう「背中についていく」時代じゃない──いまリーダーに必要なのは、“旗を立てる力”

「人を率いる」のが難しくなってきた──そう感じる場面が、マネジメントの現場で増えていませんか?
価値観も、働き方も、立場もバラバラなチームを前にして、何をどう伝えればいいのかわからなくなる。
かつてのように“リーダーの背中についていく”スタイルが機能しにくくなった今、必要なのは別のアプローチです。

本記事では、株式会社dazzlyの筒井が提唱する「HUB型リーダーシップ」の考え方をもとに、「人を率いる」のではなく「旗を立てて目的へ導く」リーダーシップについて掘り下げます。

あなたのプロジェクトに、チームが迷わず向かえる“旗”は立っていますか?

目次

「人を率いる」のが難しくなっている時代

プロジェクトやチームのマネジメントにおいて、これまで重視されてきた「人を引っ張る」「背中で引きつける」リーダー像。
しかし筒井は、このスタイルが今の組織環境にはフィットしづらくなっていると指摘します。

組織の枠を超えた連携、異なる価値観のメンバーとの協働が当たり前になる中で、“誰かについていく”のが難しい時代になってきました。

そこで弊社が提唱するのが、「HUB型リーダーシップ」という考え方です。
人を率いるのではなく、“共通の目的”を中心に据えてメンバーが動ける状態をつくる。
言い換えれば、“旗”を立て、その旗に向かって進むというスタイルです。

「目的へ導く」ことがリーダーの仕事

この“旗を軸にした”リーダーシップは、特にプロジェクトのように不確実性の高い場面で力を発揮します。
筒井はこう語ります。

正解がない、確実性が低い、そんなプロジェクトでは“誰についていくか”より“どこに向かっていくか”が重要になります。

プロジェクトでは、全員が同じ旗を見ていることが大切。
その旗こそが「共通のゴール」であり、チームが迷子にならないための指針になります。

ゴールはいつも“見えている”わけではない

ただしこの旗、最初から鮮明に見えているとは限りません。
筒井は「プロジェクトをゴルフに例えるなら」と前置きしたうえで、こう語ります。

第1打目のときは、“だいたいあっちかな…”くらいの感覚で進み始めることも多いんです。
打ちながら、バンカーに入ったり、想定外の地形に出くわしたりして、やっと“旗が見えてくる”という感覚です。

一歩踏み出してみて初めて気づくことも多い。
だからこそ、最初から“旗の位置”を完璧に決めておく必要はありません。
むしろ「仮置きでもいいから旗を立てる」「進みながら調整する」柔軟さが求められます。

旗の場所が変わることもある

プロジェクトでは、外部環境や前提条件の変化によって「旗の位置」が変わることもあります。

最初に掲げたゴールが変わるって、すごくエネルギーを使うんですけど、

“あのときの旗は、いまの状況にはもう合っていない”と判断できるかどうかが、リーダーとして問われるところだと思います。

旗の立て直しは、チームにとって混乱を伴うもの。
それでも変化を受け入れ、旗を再設定することは、プロジェクト成功のために必要な判断です。

答えがない時代に必要なのは、ゴールへの“感覚”と“修正力”

筒井が語る「HUB型リーダーシップ」とは、トップダウンでもボトムアップでもありません。
“共通の旗”を中心に、チーム全体が自律的に動ける状態をつくること。
そのためには、メンバーの信頼や自立性が不可欠であり、同時にリーダー自身も「ゴールの現在地」を常に見直す姿勢が求められます。

まとめ|リーダーの役割は「旗を立て続けること」

誰かの言葉や存在感に左右されるのではなく、全員が“共通の旗”に向かって動ける。
それが、これからのマネジメントに求められるスタイルです。

  • 最初から旗が明確に見えていなくてもいい
  • 途中で旗の位置が変わってもいい
  • でも旗がないと、チームは迷う

リーダーがやるべきことは、「みんなが見える場所に旗を立てておく」こと。
そして、進みながら必要に応じて旗の位置を動かすこと。

あなたのプロジェクトには、迷わず進める“旗”が立っていますか?


この記事は、株式会社dazzlyの公式Podcast「人を率いる”のではなく”目的へ導く”とは?」での対話内容をもとに、DX推進や組織マネジメントを考える皆さまに向けて再構成したものです。

ITツールの活用やDX推進に関する課題やお悩みがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。
▶︎株式会社dazzly ホームページ

Podcast:

Apple Podcast
034.”人を率いる”のではなく”目的へ導く”とは? ポッドキャストのエピソード · DX時代の勝ちに行く組織マネジメント · 2023/09/19 · 13分

Spotify:

出演:筒井千晶(株式会社dazzly 代表)
インタビュアー:土井
編集・構成:dazzly編集部

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